当社は建築装飾金物の製作会社です。
聞き慣れない業種だと思われますが、あなたがきっと目にしたことのある作品も数多く手がけています。例えば、大阪駅内の商業施設のモニュメントや国際空港にある発着便を表示する大型モニタの金枠。他にも、博物館のショーケースといった公共展示物や、大型テーマパークのアトラクションの光る通路、お城のブロックの下地なども。誰もが知っているあの場所オブジェや展示物も、当社の作品かもしれません。
依頼案件は、基本的にフルオーダーメイドだから、唯一無二。
多くの人の目にふれることもある作品などを、完成イメージを持ちながら作っていく仕事です。
当社の強みは、製作から取り付けまでを一貫して行っていること。
装飾金物業界は分業制が主流で、少人数規模の会社では希少なケースです。
一般的には馴染みのない業界ですが、市場は意外と大きく、
特に工業都市・大阪には多くの企業が存在しています。
技術力はある程度、横並びの面もあり、競合優位性のない会社は埋もれていきます。人手不足の業界では、通常は製作だけで手一杯。
当社が、現場の取り付けまでを行っているのは、
「何が問題なのか?現場で何が起きているか?」といったノウハウを得るため。製作した作品を、現場で取り受けて初めてその可否がわかる。
それを知っていることが、当社の最大の強みです。
会社創業は1973年。現社長・宗政正伸の父が、
それまで勤めていた製缶屋から独立。
当時の業務内容は、工場の防火水槽やタンクを作ったり、
塗装をしたりする仕事でした。現社長が当社に入社したのは約20年前。
装飾の会社に勤めていた宗政はそれまでの経験を活かし、
入社後に装飾金物の分野に進出。
当時在籍していた1名の社員と共に、挑戦を始めました。
装飾金物の仕事は順調に成長を遂げ、3年後には宗政は新社長に就任。
成長を支えた1名の社員は現在も在籍し、
70歳となった現在は若手育成に励んでいます。
社員は6名となり、仕事に欠かせない溶接機も6台に。
この規模の工作所としては十分な設備環境が整うまでに成長しました。
製作から取り付けまでを一貫して行う当社への信頼は厚く、
固定客とその紹介からの仕事がほとんどです。
新規営業を行うことなく、コンスタントに仕事は舞い込んできます。
おかげさまで業績は安定、コロナの影響もまったくありません。
装飾金物という特殊な業界ですが、
取引先は業界大手企業、発注元は日本を代表する企業などが多く、
ノウハウと技術力を有する当社へのニーズは益々高まっていくことが予想されます。この状況下でも慢心することなく、より高品質な作品をより多く製作することができるように、熱い気持ちで共に働いていただける社員を増強したいと考えています。